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黒紋付羽織袴

2008-06-26

208.jpg


お客様からうれしい便りがありました。

結婚式の紋付羽織袴にうちの個紋をつけて挙式をあげていただいた写真です。

しかもお相手は外国人。 お客様からのコメントです。

新郎の紋付に白く染め抜かれた家紋にご注目。よくみると、ちょっと変わった意匠です。それもそのはず、この文様を家紋としているのは、世界でも我が家だけ。今回の東京での結婚式のために、彼が家紋デザイナーのオリジナル紋見本帳の中から選びぬいた紋なのです。



一見梅の花のようなこの文様。よく見ると、その花弁の一つ一つはヤシの木からできています。名づけて「ヤシの木梅」紋。梅といえばもちろん日本を代表する花の一つですが、なぜヤシの木なのでしょうか。以下は彼の説明です。

ヤシはビーチに限らず、熱帯雨林から砂漠まで、世界的に広く分布する植物。その種や葉は食物、薬、工芸材などとして利用することができるため、ヤシは古来より人の暮らしに寄り添ってきました。また、さまざまな文化において、ヤシは平和や子孫繁栄のシンボルでもあります。 (まあ今、ヤシの木といえば、もっぱらビーチでのバカンス、パラダイスを連想させますが、それもまた悪くないですよね!) 和とトロピカル。異なる文化がダイナミックに融合するかんじがするので、この家紋を我が家の紋としました。実は僕の父方の祖父はカリブの島国・ハイチの出身だったのですが、そのハイチの国旗でもやはりヤシの木がシンボルとされています。(ちなみに父方の祖母は中米ニカラグア生まれ、母方の祖父母は日本の信州の出です。)

【新婦の話】
紋服で式を挙げることになったとき、彼はP家には伝統の家紋がないので、「丸にP」または「丸にピ」を羽織につけたいと主張。しかし、「丸にP」ではまるでパーキングの案内係・・・そんな不恰好な紋付はいやだと、私は断固反対しました。「丸にP」計画を阻止するため、オリジナル家紋をデザインしてくれる人をインターネットで探すこと1週間。センスのよい家紋デザイナーに連絡をとって事情を話し、いくつかの家紋を彼に提案したところ、彼は「ヤシの木梅」の紋に一目ぼれ。P家のルーツを感じさせてくれるモチーフだということで、彼の両親も気に入ってくれました。

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とてもかっこいい紋付袴姿ですよね。

こんな風に文化が広がっていくのは至上の喜びです。

Posted by hanakomon at 13:32:09 | PermalinkComments(0)TrackBack(1)

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