「会計で会社を強くする」その2:会計の役割
〜測定と報告〜
今回は、会計の基本的な役割に関して書いてみます。
会計の役割って、簡単に言えば、次の2つだと思っています。
1つは、会社の実態を「測定」することで、2つ目は、その測定した実態を「報告」することです。
会社の実態を「測定」するというのは、「売上がいくらで、利益はいくら残った。預金はいくらあって、借入はまだいくら残っている。」と言うようなことです。
当たり前のことなんですが、これが結構大変だったりします。
なぜなら、社長の心の中に「もうちょっと格好良くしたいなあ」とか、「もっと利益を押さえたいなあ」という気持ちが生まれるからです。
そうなると、実態のない取引を足したり引いたり・・・・。密室で行われる秘め事を経て、会計は本当の姿とは違うものになります。
それを会計として「報告」しても、それはもう実態ではありません。
会計で会社を強くするポイントは、どちらかというと「報告」を意識することだと思います。
会計の「報告」をする相手はいろいろです。たとえば、株主さん、税務署、銀行、会社の役員・社員さん等々です。
でも、一番大切な報告先は、社長さん本人なんだと思います。
そして、この自分に対する「報告」を、正直に出来るかということが会社を強くするポイントだと思います。
会社の実態を正直に「測定」し、それに基づいて、「どうすればもっと会社を強くできるかなあ」「もっと会社に関係する人にも幸せになってもらいたいなあ」と考える社長であって欲しいと思います。
実際には私も、「赤字を出したら、格好悪い」と思う方ですので、何とか、決算が黒字で終わると、ちょっと、ほっとしたりします。
案外こんなことで中小企業の社長さんは、がんばってはるのかなぁ。