「会計で会社を強くする」
その5:現在の自分を比べる 〜同業・同規模との比較〜
第五話も、「比べる」です。
経営者の方で、「毎日一生懸命仕事してるのに、なぜ利益が出ないの?」と思っている方、いらっしゃいませんか?
「むだなお金は使ってないつもりなのに、お金が残らない・・・」と。
実は私もその1人です。
「優良企業」と「それ以外の企業」の違いは、その財務データにはっきり、表れます。
ちなみに、「飲食店」の例を示しますと、従業員1人あたりの生産性は、下記のようになっています。(平成19年度版BAST値)
優良企業(対平均企業) 企業全平均
売上高(月) 886千円(163%) 543千円
粗利益(月) 559千円(162%) 345千円
人件費(月) 290千円(151%) 192千円
ちょっと、びっくりですよねえ。
ほとんどの数値が、企業全平均の1.5倍以上となっています。
結果としての会社の利益は、なんと40倍以上。(総資本経常利益率)
どうして、こんなに違うんでしょう。
きっと「優良企業」は、全員がモーレツ社員で、普通の会社の1.5倍働いて、利益を40倍稼いでくれて、「給料は5割増しで良いです。」という、ステキな社員さんばかりが集まっているにいるに違いありません。きっと、そうだ・・・うちとは違う。
でも、そう考えてしまうと何も変わりませんね。
いきなり優良企業になることは難しいですが、優良企業も同じ「人間」が動かしています。
現実に実現している会社があるということは、リアルな目標になります。
何が違うんだろう?
どうして違うんだろう?
どうすれば良いんだろう?
まずは、比べてみましょう。
比べることから、「違い」がわかり、そこに疑問がわいてきます。
その疑問をひもといて、課題を見つけていきます。
まずは、同業他社、特に優良企業の数値と比べてみませんか。
驚くほど、多くの発見があると思いますよ。
ご参考までに各種経営指標は、下記のサイトからも入手できます。
■TKC BAST
■中小企業庁
中小企業の財務指標