「会計で会社を強くする」
その6:なりたい自分と比べる 〜未来を具体化する〜
今回は、私の大好きな「経営計画」のお話です。
社会人になって、最初にお世話になった先生に、言われました。
「上田は、税務・会計は向いてない。経営計画を担当しろ。」
えっ???て感じでした。
それからは、毎週毎週、お客様の経営計画策定のお手伝いをしました。年間50社以上お手伝いをしていたと思います。
その仕事は、平日に資料の準備をして、土・日に社長さんと1対1の面談をして策定しますので、いつ休日やねんという感じでしたが、非常に楽しかった思いがあります。
来年の計画、将来の夢、会社を興すまでの経験、会社での愚痴等々、いろいろなお話を聞くことが出来ました。
しかし、経営計画策定について、全ての社長さんが積極的かというとそうではありません。
お客様のところに出向いていって、「経営計画を作りませんか?」とお勧めすると、最初は多くの社長さんが「そんな先のことは、わからん。わからんから、作れない。」と答えられます。その通りです。
「明日の売上もわからないのに、来年の計画なんて無理!」というのが正直な気持ちだと思います。
でも、来月以降の「家賃は? 従業員のお給料は? 社会保険は? 借入の返済は?」とお聞きすると、それはほぼわかっておられるようです。必要な支出(経費)は、わかっている。わからないのは、そうです、必要な入金(売上)をどうしたらいいかということです。
必要な入金(売上)をどうしたらいいか、それは、経営計画を策定すると、わかります!
となればいいのですが、そう簡単には見つけることが出来ないのが現実です。計画を作っても、作っただけでは、当然、その計画通りにはいきません。
計画に近づけるためには、策定した「計画」と毎月の「実績」を「比べる」ということが大切だと感じています。
「比べる」と、どれだけ差があるのか?ということがわかります。差があるから良いのです。差があるから、「なぜ」を考えることが出来ます。
そして、その答は、作った社長しか出せないのです。なぜなら、どういう思いで、何をするつもりで作った数字かということを知っているのは「社長さん」だからです。
世の中には、「この数字は、会計事務所が作った数字で、俺はしらん。」という社長さんがいらっしゃるかもしれませんが、私どものお客様にはいません!!(と信じてます。)
「計画」と「実績」の比較は、最初の1回目(1年目)から上手くいかないかもしれませんが、5回(年)作れば、毎月毎月60回の考えるチャンスがあります。
「会計で会社を強くする」一番わかりやすい使い方かもしれませんね。