「会計で会社を強くする」
その7:スピードを上げる
今回は、会計の「スピードを上げる」ということについて書いてみたいと思います。
「会計のスピードを上げる」といいましても、伝票を早業で入力するとか、電卓を目にもとまらない速さで計算することでも、もちろんありません。
毎月の会計の締切を、出来るだけ早くすると言うことです。
今まで、いろいろな会社の会計をお手伝いさせていただいて、翌月になるとすぐに締切が終わっている会社と、月末近くまでなかなか手が着いていない会社があります。
お客様で、「経理」を社長自らされている小売業の会社がありました。
最初の指導時に、「社長、現金商売の基本は現金管理ですよ。」「現金は、毎日、記帳して管理しましょう!」とお伝えしました。
本当にまっすぐな社長で、それから10年近くおつきあいをさせていただいていますが、未だに、現金管理が終わらないと仕事を終わりにしないという習慣を続けられています。
勿論、翌月1日になると前月分の経営成績をしっかり把握されています。
この会社は、競争の厳しい業界にありながら、着実に店舗を増やし、経営環境の変化に対応されています。
また、一方では、毎月毎月、会計が遅れがちで、翌月の月末近くにならないと締まらない会社もあります。
このような会社は、残念ながら、苦しい資金繰りに悩んでいる会社が多いように思います。
「毎日毎日、その日の処理をその日のうちにしてしまう。」ということは、その社長の事業経営に対する「真剣度」の反映という気がしてなりません。
毎日毎日、その日の結果を見て経営を考える会社(社長)とそうでない会社(社長)。
会計を明日のための情報と考える会社(社長)と単なる過去の処理と考える会社(社長)。
現状をしっかり見る会社(社長)と現状を直視することを避けてる会社(社長)。
「会計に対する姿勢」と「経営に対する姿勢」は同じだなあと感じます。