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会計で会社を強くする:その4

2008-04-24

「会計で会社を強くする」その4:過去の自分と比べる

 第四話は、「比べる」です。
会計を会社経営に活かし役立てるには「比べる」と言うことが有効です。何と比べるのでしょうか。それは次の三つです。
1.去年の自分と比べる(過去)
2.周りと比べる(現在)
3.将来の自分と比べる(未来)

 今回は、「1.過去の自分と比べる」ということについて考えましょう。
 皆様は、自分の成長(勉強や仕事)をどのように感じることができますか?
 それは、去年までできなかったことができるようになる。わからなかったこと、知らなかったことがわかるようになるという瞬間ではないでしょうか。
 私も昔、兄のようにキャッチボールがうまくできなくて悔しい思いをしていたのが、数年後には、少年野球のチームに入って試合に出られるようになっていたという思い出があります。仕事でも、新人当時、何がなんだかわからない税金のいろいろな書類がひとつひとつ理解でき、自分でも作成できるようになりました。(税理士ですから当然ですよね)
 会社の会計の場合、この成長は非常に簡単に把握できます。一般に「前年対比」と言われる手法です。
1年前の決算と比べて「何が異なるのか」、これをとことん比べてみませんか。「何一つ異なっていない、すべて同じという決算は存在しません。(たぶん。私は見たことがないです)
 1年前の決算に比べて、売上は?収入は?経費のこれは?あれは?etc.
そして、どうして異なったのかを考える。
これが経営に大きなプラスになると思っています。
 

Posted by taxueda at 12:42:00 | PermalinkComments(2)TrackBack(0)

会計で会社を強くする:その3

2008-04-23

「会計で会社を強くする」その3:正直であること
  〜あるがままに受け入れる〜

第三話は、「正直であること」です。
小さい頃(小学校3年、4年生くらい)、学校のテストで悪い点を取ったとき、返却されたテストの結果をお父さんお母さんに見せずに、ランドセルの奥底に隠していたのを見つかって気まずい思いをしたことはありませんか?
自分の悪いこと、認めたくないことを人に見せたくないのは誰でもが思うことでしょう。だからといって、まさか通知簿までも改ざんしてしまう人はまれだと思います。

でも、正直、今の会社を経営している「社長」と呼ばれている人はどうでしょうか。悲しいかな少なくない人が、これをしてしまっているようです。一般的にいう「粉飾決算」です。銀行がお金を貸してくれなくなる、建築の入札に参加できなくなる、免許の更新ができなくなる、など、さまざまな事情があるようです。

逆に税金を払いたくないために、利益を少なくごまかす人もいます。気持ちはわからなくもないですが、私としては非常に悲しい想いがあります。
「社長」とはリーダーです。人を引っ張っていく人です。人のお手本になって欲しいと思います。

まずは、正直であること。

会計は、正直です。企業の活動を日々記録していれば1年間の自分のしてきたことを痛いほど見せてくれます。残酷な報告があるかもしれません。非常にうれしい報告があるかもしれません。どちらにせよ、まずはこれらの報告(決算)をあるがままに受け入れる勇気が経営者には必要であると私は考えています。

Posted by taxueda at 09:48:44 | PermalinkComments(0)TrackBack(0)

会計で会社を強くする:その2

2008-04-23

「会計で会社を強くする」その2:会計の役割 
  〜測定と報告〜

今回は、会計の基本的な役割に関して書いてみます。
会計の役割って、簡単に言えば、次の2つだと思っています。
1つは、会社の実態を「測定」することで、2つ目は、その測定した実態を「報告」することです。

会社の実態を「測定」するというのは、「売上がいくらで、利益はいくら残った。預金はいくらあって、借入はまだいくら残っている。」と言うようなことです。
当たり前のことなんですが、これが結構大変だったりします。
なぜなら、社長の心の中に「もうちょっと格好良くしたいなあ」とか、「もっと利益を押さえたいなあ」という気持ちが生まれるからです。
そうなると、実態のない取引を足したり引いたり・・・・。密室で行われる秘め事を経て、会計は本当の姿とは違うものになります。
それを会計として「報告」しても、それはもう実態ではありません。

会計で会社を強くするポイントは、どちらかというと「報告」を意識することだと思います。
会計の「報告」をする相手はいろいろです。たとえば、株主さん、税務署、銀行、会社の役員・社員さん等々です。
でも、一番大切な報告先は、社長さん本人なんだと思います。
そして、この自分に対する「報告」を、正直に出来るかということが会社を強くするポイントだと思います。

会社の実態を正直に「測定」し、それに基づいて、「どうすればもっと会社を強くできるかなあ」「もっと会社に関係する人にも幸せになってもらいたいなあ」と考える社長であって欲しいと思います。

実際には私も、「赤字を出したら、格好悪い」と思う方ですので、何とか、決算が黒字で終わると、ちょっと、ほっとしたりします。
案外こんなことで中小企業の社長さんは、がんばってはるのかなぁ。

Posted by taxueda at 09:42:39 | PermalinkComments(0)TrackBack(0)

会計で会社を強くする:その1

2008-04-23

「会計で会社を強くする」その1:つぶれない会社
 〜会計でわかることを活かす〜

「会計で会社を強くする」って、何?という感じですよねえ。
まずは、私の好きなこの言葉からスタートです。

では、「その1」

「強い会社」とは、どのような会社というイメージでしょうか。「利益」がたくさん出ている、「売上」が大きい、「利益率が高い」「資産」をたくさん持っている、「借金」が無い。。。。様々な意見があると思います。

私のイメージは、「つぶれない会社」です。

ある会社のお話をしたいと思います。
その会社は、数年間「赤字」が続いていました。ある時、経理の担当者が変わりました。仮に「Aさん」とします。
Aさんは、まず、経費の見直しから始めました。細かなことからです。
「どうして、この経費は必要なの?」「どうしてこの金額でないといけないの?」本当に素朴な疑問からスタートしたのです。
Aさんは、「経理」という仕事を通じて、自分の勤める「会社の現状」に関心が出てきたのだと思います。
私たちが訪問すると、毎月のように質問や改善の報告がありました。
「会計からわかること」を使って、会社がどんどん改善されていったのです。

現在、その会社は、4年連続の「黒字」。それも増益を続けています。
毎年の決算を見させていただいて、「強くなったなあ、これは、つぶれないなあ。」と感じます。

「会計」からわかることは、たくさんあります。
まずは、会計を通じて「会社の現状に関心を持つ」と言うことですよね。Aさん。

Posted by taxueda at 09:33:18 | PermalinkComments(0)TrackBack(0)

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